大手電機メーカーのプラントシステム会社からの照会で、既設プラント施設の3D計測点群データに測量座標値を付与する測量業務の積算依頼 を受けた。3D計測の精度は測量精度と同等で問題はないが、計測値の点群データ(X・Y・Z)だけでは、実測座標値としては利用できない不便があり、それを補うのが測量屋の仕事。ここで役立つのが3cm四方のシートミラーとノンプリズム測距儀だ。(富塚修)
栃木県内の15haの敷地に太陽光パネル施設新設のための地形測量(方眼測量は10mピッチ測定)を3週間で完了させる業務を受注。地元の同窓生に協力してもらい無事期限内に納品。有難いのは友人で感謝である。この仕事を急いだのは来年3月末までに太陽光発電施設の許可を取得すると売電価格が優遇されるとか。(富塚修)
1月18日 日本丸メモリアルパ−クでボ−イスカウト神奈川連盟横浜地区協議会主催のロ−プ結び世界記録大会に計測の専門家として参加。競技はボ−イスカウトのメンバ−を中心に参加者約800名が長さ1mの荷づくりロ−プを5分間で次々と結び全長4kmに挑戦するもの。当社従業員はパ−ク内に50mの基線場設置作業、ロ−プ計測作業を担当。計測してみると最初に計測したロ−プは、500m先で結び目がほどけ、次は289.25m、次のロ−プは 279.62mという結果になり新記録達成はならず。秋晴れの空の下、ボ−イスカウト達といっしょに世界記録挑戦に胸躍る一日でした。(岩崎)
平成23年4月から(社)日本測量協会が認定した、「空間情報総括監理技術者・基準点測量(1、2)・写真測量(1、2級)・GIS(1、2級)・防災調査・環境調査」の6資格が国土地理院の認定資格に登録された。今後は地理院が発注する請負測量業務における技術的能力の評価方法として活用されるため、引き続き測量技術者として認定資格取得に努めていきたい。(番場清隆)
既存未登記建物の表題登記を受託。早速現地調査に向かい当該建物を調査、建物は古く、建築後かなりの増築が繰り返されており形状は非常に複雑、調査は難航した。年期の入った難しい建物だなぁと思いつつ無事調査完了、事務所にもどり入手した資料と照合をすると新築年が私の生まれた年と同じであった。親近感を感じるとともに自分も古くて年期の入った難しい年齢なのかと・・・。仕事的にも精神的にも非常に勉強になった物件でした。(田尾温人)
宅建協会横浜中央支部主催の笈川弁護士による講義。借地・借家契約に何等かの問題が生じた場合の対応についての事例解説。災害による物件損傷の修補義務から 借主の自殺による物件価値下落の判断等、日頃無関心になりがちであるが、実は意外と身近な問題であり、常にリスクに対する知識を吸収し対応力を備えておく必要性を認識。(田尾温人)
最近話題になるのは消費税増税前の住宅購入駆け込み需要です。建物価格2000万円の5%は100万円、8%だと60万アップの160万円、消費税10%なら100万円アップの200万円、(しかも他の諸費用も増税します)いつまでに買えば5%なのか・・・と気になるところです。物件の契約をしても、注文住宅では引渡しは半年から1年後。消費税は契約時でなく、物件引渡時の税率を適応。マンションなど契約から引渡しまで長期になる時はさらに要注意。(国会に提出された法案は2013年10月1日前に契約し、14年4月1日以降の物件引渡しの場合は、旧税率を適応する経過措置を用意)物件によっては意外に残された時間が少ない。(岩崎英介)
宅建協会横浜中央支部主催で今 回は弁護士の及川先生による講義。内容は、借地契約の種類や手続き、借地契約における用法違反等の基本的な考え方について。土地の境界調査をする上で、土 地所有者については慎重に調査をするが、借地人に関する調査については重視する傾向がなかった。今回の講義を聞いて、借地権の重要性を痛感し、土地所有権 者のみならず借地権者への配慮の必要性を改めて気づかされました。(田尾温人)
横浜不動産研究会に参加。今回はテーマ設定が無くフリートーク。日頃聞いてみたかった質問をするなど自由な空気での勉強会。様々な士業分野の先生と話をして気づいたことが一つ。どの士業の実務にも判断に苦しむグレーゾーンがあり常に試行錯誤を繰り返しているという事。今更だが、法律家や専門資格者としての業務遂行責任は重責なのである。(田尾温人)
平成24年7月9日の外国人登録法廃止により、外国人登録証明書と外国人登録原票の制度が廃止に。国内の中長期在留者や特別永住者等の外国人は、新設の 外国人住民票により現在およびそれ以降の住所を証明できるが、過去の転居履歴の記載はない。そこで、登記申請の添付情報や、境界確認書の添付資料としては、法務省に対する、「行政機関保有個人情報保護法」に基づく開示請求により転居履歴を証明することになった。土地家屋調査士にとってはレアーケースとはいえ、今後の実務には早めの対応が必要になる。(富塚修)
横浜中央法務事務所(代表社員佐藤純通司法書士)主催。講師は日頃登記業務でお世話になる、清水那緒子先生。テーマを争族にならないための 遺言に絞った企画は内容が明確で充実し、解説も丁寧で会場の遺言適齢期(?)の一般参加者は身近な話題に熱心に聴講。ひとの死は自然界の動物の死と違い、社会にも大きく影響を生じさせるため、専門士業としての役割は重い(富塚修)
過密市街地の狭小敷地内建築計画で、高さ制限等を従来からの建築制限方式に比べ、天空率算出方式は大変規制の緩和に効果があるとか。 天空率計算に必要な現況平面測量では、道路中心線及び道路境界線付近の標高測定箇所を道路幅に応じて、きめ細かく配置することが重要であり、現況によって柔軟な対応を求められる。納品した図面は依頼者の建築士に喜んでもらえた。(田尾温人)
県の受託業務を受注する機会が少ない弊社ではあるが、測量設計業協会・建設コンサル協会・地質調査協会の共同開催による「神奈川県測量調査設計業務の共通仕様書」の一部改定に伴う説明会なので参加する。共通仕様書は適正な業務処理を計るために、担当技術者は現場毎に確認する大切な書類だが、私は最近熟読する機会が少なくなってきた。(富塚修)
当社が現在経営改善のご指導を受けている、中小企業診断士三浦紀章先生の講演会に参加。来年の時限立法終了に向けて資金繰り改善をテーマとしたもので、我が社が取り組んでいる課題である。受講により目標と課題が更に明確となるものの、付いて行くのが一苦労。(富塚修)
6月23日は【防災地理空間情報活用シンポジウム】に参加、6月24日は【知っ得、測量時事情報セミナー】の講演会に当社社員が交代で参加し、各メーカー展示場を見学する。(吉岡孝恭)
@地理空間情報推進基本計画について(国土地理院)とA総合評価落札方式(測量業務の入札・契約手続きの概要)(国土交通省・関東地方整備局)が説明内容。 近年、低価格入札による品質確保が問われており、技術提案を目的とした実施方針確認型に移行した旨と入札参加方法のポイント説明を受ける。(吉岡孝恭)
当会顧問の柳川猛昌弁護士による「裁判における証拠の扱いと考え方」を受講。先生は境界問題相談センターの運営委員として日頃から土地家屋調査士の業務を熟知しており、その解説と知見は当職の日常業務に役立つ活学となった。(富塚修)
5月の総会で、(一社)神奈川県測量設計業協会の理事に選出され、技術委員会担当理事を拝命した。 技術委員は18年前に担当したが理事は初めて。技術の進歩に疎くなっている今、どこまで業界のお役に立てるのか不安だが、一灯照隅の気象で臨みたい。(富塚修)
現在、我が社は横浜市経済局金融課と中小企業経営診断士との連携による、経営改善、財務分析作業を着手した。当面はキャッシュフローの徹底と業務管理関連記録の作成から。日頃受ける税理士による経理帳簿の分析とは視点が違う。しばらく手間のかかる各種集計作業の負担が増えるが、半年後が楽しみではある。(富塚修)
自然公園管理区域と隣接ゴルフ場コースとの境界標識の脇に、地上80cmの塩ビ管(白色)を目印杭として設置することに。ゴルフ場の指示により白色塗装で了解を得たものの、付近には既にOB杭(高さ約40cm)が設置されている箇所があり、プレーヤーにとってはどちらがOB杭なの分かりづらく気になります。
(小川清忠)
横浜不動産研究会の今回のテーマは「後見制度支援信託」で、被成年後見人所有の土地について信託契約を締結する土地信託制度については、測量・登記業務も関連する。通常の業務ではあまりなじみがない分野だが今後は関心を持つよう心掛けたい。(田尾温人)
研修は、東日本大震災の被災地での復旧業務をテーマに、実際に被災地での復旧作業に従事した支部会員の体験談を聞く事ができた。今後都心部の大震災が囁かれる今、『事業継続計画』(BCP)Business Continuity Planが必要で、平常時の備えが、会社復旧の決め手になると感じた。(吉岡孝恭)
研修は、災害時における横浜市の基準点整備をテーマとし、講師はアイサンテクノロジー葛Z術顧問中根勝見先生。内容は、災害時の危機管理と基準点の変遷・各種補正パラメータの解説。測地成果2011となり、各種補正パラメータにより改算することが出来るようになったが、改測が必要な地域もあるので注意するよう指導を受ける。(吉岡孝恭)
神調会主催による 境界鑑定の研修としては約8年ぶりの企画で、来年9月まで1年半かけての長丁場の研修。第1回目のテーマは日常業務における、調査・測量・CAD製図における落とし穴を参加者の体験談に基づき共有するという企画。多数発表された事項は我が社も該当する事項があり、社内で再確認して事故防止を計る必要あり。(富塚修)
測量CPDとは、(社)日本測量協会など14業界団体の構成による、測量技術者の品質確保・自己啓発の促進・社会的評価向上を目的とした研修、講演会研究発表等の認定プログラム参加者に与えられる継続学習履歴登録制度です。我が社では6名の技術者が登録し、各自の学習ポイント向上に努めています。(番場清隆)
日経新聞の投資財務欄論説のタイトルが印象に残った。論説の趣旨とこの寄稿の趣旨は全く違うが、弊社前年度決算は11期連続黒字を達成した。しかし、財務諸表からは見逃す「亡社」の要因が存在するようだ。黒字達成の目標とともに、たとえ一時は「赤字」になっても高品質、高精度のサービス提供の実現に向けた視点と挑戦により、「興国」への転換が必要と気づかされた。(富塚修)
今回のテーマは「成年後見制度」。個人情報保護法の浸透に伴い、登記所等における被成年後見人の確認手続きが煩雑になりつつあることで、皆さん対応に苦慮しているとのこと。日頃の測量・登記業務においても関連するため、今後の対応にも注意が必要である。(田尾温人)
2月24日、横浜市環境保全協会と横浜市環境創造局主催の講演会。日頃環境創造局のみどりアップ事業の業務でお世話になっているため、何かお役に立てることがあるかと参加。大企業に比べ我社規模のCSR活動は限られそう。できることから参加したい。(富塚修)
年末、本職と川崎支局管内の区分建物調査をし、今月区分建物表題登記を申請、無事登記が完了し担当者としてはホットした。建物はオーソドックスなタイプのマンションでしたが、規約敷地が横浜市にまたがるという珍しいもの。今年もコンスタントにマンション登記を受注したい。(岩崎英介)
調査士会の一般研修に参加。講師は私が神測協横浜支部の技術委員長の時「測地成果2000」の運用開始に当たり、GNNSによる市内20点の基準点試験観測でご指導を受けた中根勝見先生。震災後の日本の経緯度原点と水準点原点の数値改訂により、日本の測地成果は「測地成果2011」となった。旧来の日本測地系から世界測地系に改訂してから10年目のことである。(富塚修)
他管轄に跨る規約敷地権登記は区分建物表題登記が完了後、職権登記で閉鎖処理することになっている。(不規第119)でもその間に第三者による他管轄の規約敷地に対する登記が行われたらどうなるの?登記官は建物表題登記の受理時に遅滞なくFAXで他管轄に通知し、別件登記不受理の状況にするとか。なるほど!(富塚修)
知人が20年前に購入した自宅敷地の一部に他人名義の土地が介在していることが判明。当時の仲介業者の説明では、購入した土地が縄伸びしているので他人所有地は存在しないとの回答。しかし地積測量図によれば明らかに他人の土地が介在する。不動産の購入は一生に何度もない大きな買い物で今後知人はこの問題解決のため、多くの労力を費やするだろう。 仲介業者の責任は重い。(富塚修)
取引先不動産会社の現地法人開設のため訪門。日本を始め外国企業が多い経済先進地域で、「北の香港」とも云われてるとか。在住の日本人建築士の話では、設計に必要な高精度の測量図が日本のように入手出来ず業務対応に苦慮するとか。ならば我社が行って高精度な測量成果の提供を!でも広い大陸のこと「郷に入れば郷に従え」かな。(富塚修)
今期の筆界調査委員は土地家屋調査士51名、弁護士10名、司法書士9名の70名が横浜地方法務局長から任命された。私は5年目となるが未だに調査委員としては未熟、今後もスキルアップに努めます。 (富塚修)
近年減った区分建物表題登記の建物調査を社内の有資格者と実施。区分建物登記は特殊な事務処理を伴い、多くの実務例が必要なので、若い2名の調査士にも貴重な体験である。調査した建物は川崎市と横浜市に跨って建つため合筆登記が出来ず、公正証書により規約敷地権の対象とする珍しいケースである。(富塚修)
今年の干支は壬辰(みずのえたつ・じんしん)。壬とは「孕むとか妊の姿であり、荷うとか事に当たるをこと」を表している。また辰には手で岩石を動かすとか、固く殻を閉ざしていた貝が殻を開けて中身を出して動く象を表す意味があるとか。良い意味で昨年の「辛卯」が更に陽気に活発に伸びる年にしたいものです。